夜間の自動化システム:取り込みから解析・掲載までを無人で回す仕組み
今回は、夜間にASMR音源の取り込みから解析、サイトへの掲載までを全自動化する仕組みを作ったお話をします。無人運用を成功させる鍵は「途中で止まっても安全な設計」にすることだと学びました。
夜だけ働く自動システム
私が寝ている間(夜21時から翌朝9時)に、この開発用の端末が自動で働いてくれる仕組みを作りました。新しく見つけた音源を自動で取り込み、音の解析をしてスコアを計算し、サイトに掲載するまでの一連の流れを無人で回します。
取り込んだ後は、無課金で使える手元のローカルAIを使って、レビューやレポートの文章も自動で生成するようにしました。これで朝起きると、新しいメディア一覧が更新されているという状態を作ることができます。
自動運用を安全に回す工夫
この無人運用を始めるにあたって、パソコンが動けなくなるのを防ぐためにいくつか工夫をしました。
少しずつ定期的に処理する
一気に処理すると負荷がかかりすぎるため、cron(クロン)という、決まった時間に自動でプログラムを実行してくれる仕組みを使いました。これによって、一晩に数回、少量の音源ごとに分けて処理しています。
実行前の安全チェック
夜間にエラーでシステムが止まるのを防ぐため、処理を始める前に「今は実行していい時間帯か?」と「ディスクの空き容量は十分か?」をチェックする仕組み(ガード)を入れました。容量が枯渇して処理が完全にブロックされる事態を未然に防ぎます。
解析後のファイル削除
ASMRの音源データは大きいため、解析が終わった手元のローカル音源ファイルは自動で削除するようにしました。これはパソコンのストレージ圧迫を防ぐためのものであり、データベースの記録やスコアが消えるわけではありません。
この日の学び
- 無人運用は「途中で止まっても安全」な状態を作ることが最も重要です。
- 同じ処理を何度実行しても結果が変わらないこと(冪等性)や、途中で止まっても再開可能な設計にする必要があります。
- 危険な状態なら無理をせず、自動で停止する仕組みを整えることが大切です。
次に読む
いまのカタログではこうなっています
(この節は記事本文ではなく、公開時点のデータベースから自動で作っています)
- 解析済み作品: DLsite 690件 / YouTube 1471件(合計 2161件)
- 解析した音源の総時間: 約 3,094 時間
- レビューを掲載している作品: 1621件 / 作品レポート: 1593件
数字の測り方は 指標の読み方 にまとめています。